相手の頭に「絵」が浮かぶように話しなさい

野口 敏/PHP文庫

こんなリーダーにおすすめ

・話上手のなりたい
・人を動かせる話がしたい
・説明がわかりにくいとよく言われる

ざっくり目次

はじめに

第1章 相手の頭に「絵」が浮かぶように話しなさい
01 一流タレントは、相手の頭に「絵」が浮かぶように話をしている
02 「けども」「なんですけど」をやめる
03 「間」を怖がらない

第2章 相手の「心をつかむ」話し方
01 相手の心をつかんで離さない「キーワード強調話法」
02 キーワード強調のコツは「間」「強く」「ゆっくり」
03 「インパクト」の強い言葉を選ぶ

第3章 人を「動かす」話し方
01 本当に伝えたいこと(メインテーマ)が、わかっていない人は意外に多い
02 相手のメリットにフォーカスすると、メインテーマが見えてくる
03 メインテーマ以外の話は切り捨てる

第4章 絵が浮かぶように話すだけで結果はこんなに変わる!
01 仕事ができる人は、「短く」「結論から」話す
02 部下が知りたいのは「理由」ではなく「何をすべきか」
03 「何が結論か」を瞬時につかみだす練習

おわりに

内容

説明や説得の場面で力が入り、つい口数が多くなったり早口になったりすることはありませんか? 実は、それでは言いたいことが相手に伝わりません。「伝える」とは、少ない言葉でゆっくりと、相手の脳裏にはっきりと映像が浮かぶように話すことなのです。これを身につければ、営業なら売上アップ、リーダーなら組織の結束力強化も図れます。驚くほど伝わるから、仕事&人間関係がうまくいく。コミュニケーションのプロが磨き上げた、「話し方」&「伝え方」がわかりやすく紹介されています。著者が、自身の教室で5万人超の話し方を変えてきたその全ノウハウを徹底解説しています。

心に残ったフレーズ

54ページ1行目
 センテンスを短く、間をとって話す。こうやって話すんですよと言われると、話が苦手な人は次のような話し方になりがちです。
「私はシステムエンジニアなんです(ぽそっ)」
「最近はお客さんのところに行って、システムの説明もするんです(ぼそっ)」「そこで相手から、専門用語が多くて話がわからないってクレームが入ったんです(ぽそっ)」
 センテンスは短いし、間もとっている。なのに話を聞いても、絵は浮かばないし引き込まれもしない。よく聞いてみると原因がわかりました。
 彼の言葉には、「伝える」という意思がこもっていないのです。
 恐らくらくこのタイプの人は、「自層がない」「不安だ」「うまくいかない」という恐れをもっているはずです。
 こういう人こそ、頭にしっかり映像を描いて、その思いを噛みしめて話をするべきです。

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