ASK MORE 達人が教える戦略的「質問術」

フランク・セズノ/香山りさ(翻訳)/マイクロマガジン社

こんなリーダーにおすすめ

・問題を解決したい
・戦略を練りたい
・より深くメンバーと関わりたい

ざっくり目次

序文
第一章 なぜ質問するのか

第二章 何かがおかしい――診断の質問
    問題はどこにある?
    相手が誰でも聞き返す

第三章 将軍の責務――戦略の質問
    視野を定める
    八つのイエス 

第四章 内側から外側へ――共感の質問
    インタビュアーの共感力
    セラピストならどう聞くか

第五章 優しい尋問官――橋渡しの質問
    話すのは彼らだ
    肯定して受け止める

第六章 質問は記録のために――対決の質問
    聞き取りを、おろそかにしない
    答えを要求する

第七章 想像してください――創造(クリエイティブ)の質問
    可能性を超えて
    悪い習慣を断ち切る

第八章 解決できる問題――使命の質問
    価値の提案
    仕事を分け合う

第九章 未知の世界へ――科学の質問
    文化は衝突する
    全力を尽くす

第一〇章 エジソンの採用試験――面接の質問
     振り返り、前を向く
     変化球にそなえよ

第一一章 司会者はゲストから刺激を受ける――歓待の質問
     舞台をセットし、トーンを決める
     笑いを求めて質問する

第一二章 人生の教訓――遺産の質問
     文脈を探る
     失敗に向き合う

第一三章 聞いて良かった
     質問で人々を導く
     いつも質問していた

クエスチョン・ガイド
 診断の質問/共感の質問/橋渡しの質問/面接の質問・・・

内容

賢い質問は賢い人を作る。自ら問いかける質問を通して、我々は学び、つながり、観察し、発明する。
境界を押し広げ、秘密を明らかにする。謎を解き、物事の新しい進め方を見つけ出す。
自らの目的をよく考え、視界を定めていく。権力の座にいる人々に説明責任を果たさせる。
だが、実際のところ、我々の多くは、質問の働き、言い換えれば、どうすれば質問を自分のためにうまく利用できるかを本当に理解してはいない。

本書では、質問をすることによって何が得られるのかが示されている。巻末には、より良い質問者になるためのクエスチョン・ガイドも収録されている。

心に残ったフレーズ

169ページ16行目
 出版業界で働く私の友人ジェイは、自社で働く第一線の編集者らを集めて社外研修会を開いた。そこで最初に取り組んだのは、こんなエクササイズだった。厳しい時代が来たので、各雑誌の予算を五
0パーセント減らさなくてはならなくなった。さて、あなたはー

何を削りますか?
何をしますか?
どこから手を付けますか?

 研修会の参加者たちは、さっそく仕事に取りかかった。優先順位を考え、計算をして、人員と経費と紙面を削り、紙質とマーケティング費の節約を試みる。購読者数と管理費にも目を向ける。単なる練習課題ではあったが、みんな協力し合って真剣に取り組んだ。
 そこでひとひねりが加わった。驚いたことにジェイは、編集者たちに予算を全額元に戻すと伝えた。
しかし、すでにカットした予算については、カット後の基準で使用するようにと。つまり、“節約”した五〇パーセントの予算は、別の好きなところに使ってよいことになったわけだ。そこで、あなたはー

何を構築しますか?
どんなふうに投資しますか?

 これらに対して編集者たちが出した答えは、同社が発行する一般向け雑誌の変革に寄与し、競合するどこの会社よりも全米雑誌賞を数多く受賞した。そして純利益は二年で倍増した。

Follow me!