DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2026年8月号 特集「強いチームをつくる」
ダイヤモンド社/雑誌

こんなリーダーにおすすめ
メンバーが自ら考え、主体的に動くチームをつくりたいリーダー
指示待ちではなく、一人ひとりが自分で考えて行動し、その経験から学べるチームを目指す人におすすめです。
失敗や弱さを隠さず、互いに学び合えるチームをつくりたいリーダー
リーダー自身も弱さを見せながら、安心して挑戦やフィードバックができる関係を築きたい人に向いています。
個人の成長をチーム・組織の成長につなげたいリーダー
一人ひとりの潜在能力や挑戦を引き出し、それを個人だけの経験で終わらせず、チーム全体の学びや成果に変えていきたい人におすすめです。
ざっくり目次
|特集|強いチームをつくる
たえず学び、成果を更新し続ける
スーパーチームのリーダーが実践する7つの習慣
社会心理学者・著述家 ロン・フリードマン
[インタビュー] 強いチームほど、弱さを見せ合う
全員が成長できる組織のつくり方
ハーバード大学教育学大学院 名誉教授 ロバート・キーガン
集合知を創出する3つの戦術
スーパーファシリテーターがチームの総合力を引き上げる
スタンフォード大学 教授 ジャミール・ザキ
[インタビュー] ルールで縛る文化から脱却できるか
パナソニックの原点に立ち返り、個人の挑戦を組織の成長へとつなげる
パナソニック ホールディングス 執行役員 グループCHRO 木下達夫
内容
本特集では、環境や状況が変化しても結果を出し続ける「強いチーム」に共通する考え方と行動を探ります。強いチームとは、優秀なリーダーや一部のメンバーに依存するのではなく、一人ひとりが主体性を持って行動し、そこで得た経験や学びをチーム全体で共有しながら成長していく組織です。
そのためには、成功だけでなく失敗や弱さも共有し、互いの成長を支援できる関係づくりが欠かせません。ロバート・キーガンの「発達指向型組織」の考え方をはじめ、パナソニックグループによる組織文化変革の取り組み、短期間で成長し高い成果を生み出す「スーパーチーム」の特徴などを紹介。個人の潜在能力や挑戦を引き出し、それをチームや組織の学びへとつなげ、成果を更新し続けるためにリーダーが果たすべき役割を考える特集です。
心に残ったフレーズ
25ページ上段18行目
スクラムはチームワークを醸成するアプローチであり、少人数のグループが短いサイクルで仕事を進める。最新情報を頻繁に共有し、課題が生じれば臨機応変に対処する。この名称はラグビーに由来し、選手たちが一丸となって緊密に連携し、ボールを前へ前へと運ぶ姿を表している。
スクラムの核は、立ったまま行う短時間の日次ミーティングにある。チームは以下の3つの質問を軸にミーティングを行うことで、足並みを揃えて仕事を進めることができる。
「昨日、何に取り組んだか」「今日、何に取り組むか」「進捗を妨げているものは何か」だ。
これらの質問のうち、最初の2つは推進力を生み、3つ目は学習に拍車をかける。仕事を進めるうえで何が妨げになっているかを明らかにすることで、問題がまだ小さいうちに顕在化させ、個人が抱える障害をチーム全体の課題に変える。そうすれば、障害を認めても汚名を着せられる必要はなくなり、学びが起こりやすくなる。
