13歳から鍛える具体と抽象

細谷 功/東洋経済新報社

こんなリーダーにおすすめ

・ものの見方の基本を学びたい
・抽象とは何か知りたい
・コミュニケーション能力を磨きたい

ざっくり目次

はじめに

第1章 「具体と抽象」って何だろう?
    見えるものと見えないもの
    数って何だろう?
    言葉って何だろう?

第2章 「具体と抽象」で頭を鍛えよう
    「賢くなる」ってどういうことだろう?
    「勉強する」って何だろう?
    「考える」ためのWhyとHow

第3章 「具体と抽象」は勉強にどう活かす?
    なぜ過去問を解くの?
    歴史を「具体と抽象」で学ぶ
    「要領のよさ」は全体作戦に

第4章 「具体と抽象」はコミュニケーションでどう活かす?
    コミュニケーションも「2階建て」で考える
    自己紹介で何ていう?
    言葉って本当に伝わっているの?

第5章 「具体と抽象」の使用上の注意
    マジックミラー
    「魚」か「釣り」か?
    具体と抽象のまとめ

おわりに 〜大空へはばたこう〜

内容

「具体と抽象」の視点を身につけると、その答えのヒントが得られるようになります。また「具体と抽象」の視点を一度身につけた人は、そうでない人とは世の中がまったく違って見えるようになります。世の中がどのように成り立っていて、どのように時代が流れていくのかといった、目に見えないことが見えるようになるのです。AIに使われるのではなく、AIを使いこなす知的想像力を育てよう、と本書は一生役立つ「頭の使い方」を教えてくれます。

心に残ったフレーズ

80ページ2行目
 WhyとHowというのは残りの4つのWで表現された事実をベースとして、さまざまなことを「考える」ための疑問詞であるといえます。
だから問題にすると、回答は選択式ではなく記述式になるのです。
 これはどういうことなのでしょうか?
 ここに「いつ・どこで・誰が・何を」という「4つのW」とWhy/HoWの選いが現れています。一言で表現すれば、4つのWを「点」とすれば、WhyとHow はそれらをつなぐ「線」ということになるのです。ここでいう線とは何かといえば、何かと何かとの「関係」ということになります。
 たとえばWhyとは手段と目的(何のために必要なのか?)を結びつけるものであり、HOwは逆に目的と手段(どうやって実現するのか?)を結びつけるものといえます。
 ここでの手段と目的の関係は、「見えやすいものと見えにくいもの」「一つの目的に対して手段は複数あるという関係性」から、真体と猫策の関係の一種と見ることができるので、負体を指製にするための疑問期がWhy、抽業を自体にするための疑問詞がHowということもできる
でしょう。

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