OPENNESS(オープネス)職場の「空気」が結果を決める

北野 唯我 /ダイヤモンド社

こんな悩みを持つリーダーにおすすめ

・組織・チームにマンネリ感が漂う。
・メンバーの関係性が表面的
・メンバーの目標達成への取り組み方に熱量がない

オープネス職場の「空気」の本の表紙

ざっくり目次

はじめに
 オープネスを決める3つの要素

第1章 オープネスの発見
 見えなかった「職場の空気」が可視化されつつある
 データが示す事実「職場の空気が企業の結果を決める」

第2章 オープネスとは何か
 「経営開放性」「情報開放性」「自己開示性」とは何か
 風通しの悪い組織は「グレートカンパニー」にはなれない

第3章 オープネスをどう高めるか
 オープネスを「邪魔しているもの」は何か
 経営開放性を高める 失敗への対応、経営者をやっている理由を伝える

第4章 オープネスをどう使うか
 オープネスは「組織のカナリア」
 組織にも「ライフサイクル」が存在する

内容

OPENNESS(オープネス) は現代のビジネスシーンの変化を象徴するコンセプトである。日本の職場に必要な要素のうち、最も足りないのがこのオープネス と呼ばれる開放性。

「職場の空気」と「企業の業績」には、強い関係があり、「風通しが悪い」のに、「社員の士気が高い」会社はほぼ存在しない。

もともと日本は「本音と建前の国」と言われオープネスが低い。オープンネスとは情報の透明性であり、戦略のクリアさであり、リーダーの自己開示性である。

組織が変化するとき、最初に起きるのは「オープネスの変化」であることから「組織のカナリア」としての役割を果たす。

Good Point

企業文化や職場の雰囲気を伝える際によく使うのが「風通しの良さ」。

風通しが良ければ働きやすい良い会社で、風通しが悪ければ関係がギスギスしている嫌な会社。
なんとなくイメージで理解していた「風通しの良さ」がなぜ良い会社の要素になるのか、客観的なデータで裏付けされているのが最も使える点だ。

業績を左右する経営課題として位置づけられることで「風通しの良さ」、つまりオープネスに取り組む組織・チームが増えてほしい。

リーダーができる「オープネスを高めるアクション12選」やオープネスを阻む罠など具体的な事例や、オープネスをどう使うかかの打ち手が紹介されているので、リーダーがオープネスを実践する際の参考になるはず。

心に残ったフレーズ

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職場の満足度を高めようと考えたとき、「改善できる余地」があるのは、「風通しの良さ」と「社員の士気」の2つ。言い換えれば、2つの項目に手を付けることで、最も高い投資効果を得られるのだ。

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