しゃべるからだ

トルステン・ハーフェナー(著) 、柴田さとみ(訳)/サンマーク出版

こんなリーダーにおすすめ

・メンバーのことをもっと理解したい
・メンバーにもっと自分のことを理解してもらいたい
・観察力を身に着けチーム運営に生かしたい

ざっくり目次

はじめに 体がささやくかすかな声
  人は「言語以外」でも多くのことを語っている

第1章 体が語る「本音」をさぐる ー自由であれ
  心と体は、つながっている
  「閉じたサイン」と「開いたサイン」
  「呼吸」が語ること
  「体の向き」が語ること
  「視線」が語ること
  「目線の持続時間と向き」が語ること
  「目もと」が語ること
  「口」が語ること
  「胸もと」が語ること
  「腕と手」が語ること
  「手の動き」が語ること
  「姿勢」と「立ち位置」が語ること
  「脚」が語ること
  「歩き方」が語ること
  「足の向き」が語ること
  「座り方」が語ること

 

第2章 視点を変えれば、世界は変る ー意識せよ
   ■自分の「メガネ」を通じて、世界を見ている

第3章 三つの「意識」を使いこなす ー「私」を構成するもの
   ■「自分の心」を観察する

第4章 相手の興味を引く心理戦略 ー集中せよ
   ■「心の中で思い浮かべた質問」を当てるマジック

第5章 「注意」「集中」「直感」をトレーニングする ー今に生きよ
   ■「なぜかわかってしまう」人間の直感はすごい

第6章 他者と「深い絆」を築く方法 ー慈しみを込めよ
   ■相手を「認め称えること」が最善の方法

第7章 コミュニケーションの本質 ー力強くあれ
   ■「内容レベル」と「感情レベル」で分けて考える

終章  この世界を生きていくために ー柔軟であれ
   ■未来は誰にもわからない

謝辞
訳者あとがき
参考文献

内容

本書は、「言葉そのもの」以外の、「視線の方向」「身振り」「姿勢」などの「身体言語(ボディ・ランゲージ)」に着目することで、人の本音を見抜き、自分の心をコントロールする方法が紹介されています。

ただ「ポーズをとる」だけで、やる気がみなぎる。相手の「斜め45度」に立つと仲良くなれる。なぜ「しゃべりすぎる人」はチャンスを逃すのか?・「目を合わせる回数」が多いカップルほどうまくいく。「腕組み」をしないほうがいい理由。話しながら「手のひらを見せる」と信頼される。人生を変えたいなら、まず「歩き方」を変える・・・。よりよい人間関係を築くために、「なりたい自分」になるために、人の本音を見抜き、自分の心をコントロールする方法が学べます。

心に残ったフレーズ

31ページ3行目
 たとえば「やめられないクセ」をくり返せば、そのたびにまずいクセがさらに強化されてしまう。この悪循環を断ち切るためには、とにかくまず先に「望ましい適切な行動」をしてしまうことだ。つまり、「逆から考えて」アプローチするのだ。
「思考」を意図的に変えることは、ほとんど不可能に近い。だから代わりに、望むゴールに近づける建設的な「行動」をとることに力を集中してみよう。すると新しい「体験」が生まれ、それによって自然と「思考」のほうも変わってくるはずだ。
「行動」を変えれば、「意識」も変わる。

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