激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール

尾原 和啓 /大和書房

こんなリーダーにおすすめ

・働く意味を考えたい
・働き方を見直したい
・変化している時代に対応したい

ざっくり目次

はじめに
4つのルールを語る前に 世界はどう変わったのか?

ルール1 GIVE 与える人になろう?

ルール2 OPINION 自分の意見を育てよう?

ルール3 PARTY 頼り頼られる仲間をつくろう?

ルール4 DIVERSITY ちがいを楽しもう

おわりに

内容

世界が変わるとは、言い換えれば「新しいゲームがはじまった」ということです。
新しいゲームがはじまったとき、なにより先に求められるのが「新しいトリセツ(取扱説明書、ルールブック)」です。
では、今みなさんの周りには新しい時代に必要な、新しいトリセツがあるでしょうか。周りの大人たちはそれを用意してくれているでしょうか。残念ながらそうではありません。大人たちはまだ、目の前の変化についていくのに精一杯で、そこまで手が回っていないからです。
だったら僕が、新しい時代のトリセツをつくろう。これからの時代を生き抜くためのルールブックをつくろう。これが、今回僕がこの本を書くことにした理由です。ー「はじめに」より

心に残ったフレーズ

94ページ12行目
「自分を知る」ということは、「自分の意見を知る」ことなのだと考えましょう。

 じゃあ、どうしてわざわざ「意見」という言葉を使うのか。たとえば「自分を変える」ことは、とても難しそうに感じますよね。一方「自分の「意見』を変える」だったら、簡単そうな気がします。実際、トマトの苗を「おいしいトマト」に育てることができるように、「自分の意見」もよりよいものに育てることができるのです。
 そして僕は、自分の意見を育てるための入口は「だれかの意見を真似すること」だと思っています。
 僕がこの話をすると「えっ、だれかの意見を真似するなんて良くないことなんじゃないの?」と疑問を抱く方が大勢います。でも、これも「意見」という言葉が持つ呪線のひとつなんです。だれかと同じ意見になることなんてしょっちゅうだし、だれかが手を挙げて発した意見に「賛成です」と拍手をするのも、「あなたの意見」なのです。
 だれかの意見を参考に自分の意見を塗り替えても良いし、反対方向へ乗り換えても確わない。つまり、意見とはオリジナルでなくても良いし、ずっと変わらないものでもない。

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