しゃべるからだ
トルステン・ハーフェナー(著) 、柴田さとみ(訳)/サンマーク出版
![](https://hayahiro.com/wp-content/uploads/2024/01/しゃべる.jpg)
こんなリーダーにおすすめ
・メンバーのことをもっと理解したい
・メンバーにもっと自分のことを理解してもらいたい
・観察力を身に着けチーム運営に生かしたい
ざっくり目次
はじめに 体がささやくかすかな声
人は「言語以外」でも多くのことを語っている
第1章 体が語る「本音」をさぐる ー自由であれ
心と体は、つながっている
「閉じたサイン」と「開いたサイン」
「呼吸」が語ること
「体の向き」が語ること
「視線」が語ること
「目線の持続時間と向き」が語ること
「目もと」が語ること
「口」が語ること
「胸もと」が語ること
「腕と手」が語ること
「手の動き」が語ること
「姿勢」と「立ち位置」が語ること
「脚」が語ること
「歩き方」が語ること
「足の向き」が語ること
「座り方」が語ること
第2章 視点を変えれば、世界は変る ー意識せよ
■自分の「メガネ」を通じて、世界を見ている
第3章 三つの「意識」を使いこなす ー「私」を構成するもの
■「自分の心」を観察する
第4章 相手の興味を引く心理戦略 ー集中せよ
■「心の中で思い浮かべた質問」を当てるマジック
第5章 「注意」「集中」「直感」をトレーニングする ー今に生きよ
■「なぜかわかってしまう」人間の直感はすごい
第6章 他者と「深い絆」を築く方法 ー慈しみを込めよ
■相手を「認め称えること」が最善の方法
第7章 コミュニケーションの本質 ー力強くあれ
■「内容レベル」と「感情レベル」で分けて考える
終章 この世界を生きていくために ー柔軟であれ
■未来は誰にもわからない
謝辞
訳者あとがき
参考文献
内容
本書は、「言葉そのもの」以外の、「視線の方向」「身振り」「姿勢」などの「身体言語(ボディ・ランゲージ)」に着目することで、人の本音を見抜き、自分の心をコントロールする方法が紹介されています。
ただ「ポーズをとる」だけで、やる気がみなぎる。相手の「斜め45度」に立つと仲良くなれる。なぜ「しゃべりすぎる人」はチャンスを逃すのか?・「目を合わせる回数」が多いカップルほどうまくいく。「腕組み」をしないほうがいい理由。話しながら「手のひらを見せる」と信頼される。人生を変えたいなら、まず「歩き方」を変える・・・。よりよい人間関係を築くために、「なりたい自分」になるために、人の本音を見抜き、自分の心をコントロールする方法が学べます。
心に残ったフレーズ
31ページ3行目
たとえば「やめられないクセ」をくり返せば、そのたびにまずいクセがさらに強化されてしまう。この悪循環を断ち切るためには、とにかくまず先に「望ましい適切な行動」をしてしまうことだ。つまり、「逆から考えて」アプローチするのだ。
「思考」を意図的に変えることは、ほとんど不可能に近い。だから代わりに、望むゴールに近づける建設的な「行動」をとることに力を集中してみよう。すると新しい「体験」が生まれ、それによって自然と「思考」のほうも変わってくるはずだ。
「行動」を変えれば、「意識」も変わる。