働く大人のための「学び」の教科書

中原 淳/かんき出版

こんなリーダーにおすすめ

・成長実感がない
・仕事だけの毎日が不安
・行動できず先延ばしばかりしている

ざっくり目次

ざっくり目次
はじめに
Chapter1
 僕たちはなぜ学び続けなければならないのか?

  キャリアを登って下りて、そしてあらたに登る時代
  下山で遭難する人たちの共通点
  何もしなければ「次世代の子ども」より劣る存在になる

Chapter2
 大人の学び」3つの原理原則

  原理原則①背伸びの原理
  原理原則②振り返りの原理
  原理原則③つながりの原理

Chapter3
 「大人の学び」7つの行動

  行動①タフアサイメント=タフな仕事から学ぶ
  行動②本を1トン読む
  行動③教えられて学ぶ
  行動④越境する
  行動⑤フィードバックを求める
  行動⑥場をつくる
  行動⑦教えてみる

Chapter4
 学び上手さんの「学びの履歴書」から学ぶ

考察に代えて

おわりに

内容

 健康寿命80代まで働く時代、ひとつのスキルや技能で“一生食える"時代ではない。
 このことは40代・50代のミドル世代も、20代・30代の若手世代も、うっすら感じている。しかし「働き続けるために、自分は何をすればいいのか、どうすればいいかわからない」という人は多い。

 また「それには、学んで変わっていかなければ! 」とセミナーや勉強会に参加して自己研鑽に励んではいるものの、自己成長につながっている感じがしない、評価も給料も上がらない…そんな人も多い。

 本書は、学びと自己成長の関係を研究し続けている著者が、「学ぶ、成長する、変わる」のサイクルをまわせば、人生は楽しいという主張のもと、今の仕事を介して、読書やワークショップなどの勉強会やセミナーに参加して、あるいは大学院などの教育機関で、どうすれば最も効果的に、かつ継続して学べるか、変わり続けることができるかを、図やイラストを使って解説。

心に残ったフレーズ

145ページ2行目
 もちろん「自ら場をつくること」は、たしかに大変なこともあります。
 企画をつくり、告知を行い、人を集める。人が集まったら集まったで、領収証を発行したり、参加者からの問い合わせにも応えなければならない。たいていは、最初は人を集めることに苦労なさるかもしれません。
 しかし、たとえスモールスタートであっても、そこに人が集まり始めると、様々な可能性が開けてきます。それはかくのごとくプロセスです。
 人が、集まります。感謝されます。さらに、そこに情報が集まってきます。
 人は、人を連れてきます。さらに情報が集まってきます。
 さらに、さらに、自分がつくったコミュニティのなかで、いろいろな人たちが有機的につながって、さらにそこからいろいろなものが生み出されていく⋯⋯ということまで発生します。

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