ゼロからわかる チームのつくり方大全
伊庭 正康/ナツメ社

こんなリーダーにおすすめ
・はじめてリーダーになった
・リーダーとしての自身がない
・メンバーの力を引き出したい
ざっくり目次
はじめに
Part1
リーダーになったら知っておきたい
リーダーシップ&マネジメント
組織の3要素
リーダシップスタイル
PM理論/マネジメント
Part2
メンバーの「やりたい!」を引き出す
コミュニケーションの基本
アクティブリスリング
拡大質問
アサーション1
Part3
共通ビジョンで成長が加速する
チームビルディング
ビジョン
動機付け
業務分担
リスクマネジメント
おわりに
内容
本書は、リーダー1年目やリーダーに自信のない方でも無理なく学べる実践的ガイドです。忙しいプレイングマネジャーでも取り入れやすいよう、リーダーに必要なマインドセット、信頼関係を築くコミュニケーション、メンバーの力を引き出すチームビルディングの基本を3章に凝縮。ティーチングとコーチングの使い分けや、任せることで部下を育てる方法など、成果を生む最小限のスキルを紹介。関心のあるテーマから読み進められる構成も魅力です。
心に残ったフレーズ
22ページ5行目
リーダーに抜擢される人の多くは、プレイヤー時代に優れた成果を出してきた人です。自分の力で課題を解決し、周囲から頼されてリーダーに選ばれたという成功体験があるため、「自分が動けば早い」と考えがちです。
しかし、リーダーになると、「主役は自分」ではなく「主役はメンバー」という視点への切り替えが求められます。特にプレイヤーとして評価されてきた人ほど、この転換に戸惑いを覚えることが多いでしょう。
「自分が頑張れば早く結果が出る」という考え方を捨てられず、つい自分で全部こなしたり、細かく指示を出してメンバーをコントロールしたりしてしまうのです。
リーダーが「自分がやったほうが早い」と前に出すぎると、メンバーの成長を妨げてしまいます。
むしろ、リーダーの真の役割は「メンバーが輝ける場を作ること」にあります。
この点を理解するために、「輝く」と「照らす」の違いを考えてみましょう。