実践 ポジティブ心理学

前野隆司/PHP新書

こんなリーダにおすすめ

  • ポジティブ心理学を知りたい、実践したい
  • 不安を払拭したい
  • 仕事のパフォーマンスを高めたい
  • 目標を明確に持ちたい

ざっくり目次

はじめに
 日本人は世界一不安になりやすい民族?!

第1章 ポジティブ心理学を知ろ?!
     100%ポジティブでいる必要はない
     マインドフルネスとポジティブ心理学の関係
     楽観主義者はなぜうまくいくのか

第2章 幸せのための条件とは?
     普通のj人をもっと幸せにするために
     幸せのための五つの条件
     一定限度を超えた収入を得ても、幸福度は上がらない

第3章 いいストレスは幸せにつながる
     いいストレスは人を成長させる
     感情に働きかけるストレス・コーピング
     性格の良さと幸せは比例する

第4章 日本人のためのポジティブ心理学(幸せの四つの因子)
     幸せは結果ではなく原因でもある
     「幸せの四つの因子」の構成要素
     自己受容できている人は幸せ

第5章 実践のためのハッピーエクササイズ
     今日あった「三つの良いこと」を書く
     マインドフルネス瞑想で感謝の心を養う
     グループでのワークショップの六つのルール

第6章 ポジティブ心理学をどう社会に生かしていくか
     「幸せの四つの因子」を満たすものをつくる
     社員を幸せにすると生産性や創造性が上がる?!
     人間中心のまちづくり

おわりに

内容

ポジティブ心理学は、それまでの臨床心理学が心の病に対処するためのものだったのに対して、普通の健康状態にある人が「どうすればもっと幸せになれるのか?」を手助けする学問です。

最近、話題の「マインドフルネス」や「レジリエンス」も「ポジティブ心理学」のひとつの概念。

本書では、ポジティブ心理学の最前線を紹介するとともに、著者の「幸福学の研究」をベースに、ポジティブ心理学を日々どのように活かしていけばよいかを明らかにします。

また、本文中には「幸福度テスト」が紹介されています。質問に答えることで幸福度が測定できるようになっています。

心に残ったフレーズ

169ページ4行目
 夢や目標について書き出すことで、それらのことを考える時間ができます。夢や目標について考えている時間は、幸福感を生み出す要素となります。夢や目標を達成することも大事ですが、たとえ達成できなくても新しい夢や目標を立てて、それに向かって全力を注ぐことで継続する幸福感を得ることができるようになります。
 自分の強みを書き出すことは、強みを自覚し、日常的に活かす生かすことにつながります。そうすると、毎日の生活に幸福感を感じる機会が増えていきます。さらに自分の強みを自覚し、それを何に生かすのかを考えている時間も幸福度を高めます。

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