心理的安全性の築き方
山浦一保(監修)/宝島社
こんなリーダーにおすすめ
- 心理的安全性の高いチームづくりがしたい
- チームの生産性を上げたい
- イキイキ働ける職場にしたい
ざっくり目次
はじめに
Chapter1
心理的安全性とはなにか?
心理的に安全な状態とはどういうことか?
心理的安全性はなぜ大切なのか?
自走する組織はメッシュ型のネットワーク
Chapter2
共感デザインがチームの心理的安全性を高める第一歩
人間関係における4つのリスク
心理的安全性の向上を阻む日本の習慣
心理的に安全な職場を築くためのプロセス
Chapter3
価値デザインでチームの意識をパーパスに向けよう
個人の動機を明らかにしよう
すれ違いを起こす認知の歪み10の傾向
職場の安心感を醸成する3つのメッセージ
Chapter4
リーダーがチームのためにできること
リーダーシップとリーダーの違い
犯人探しは絶対にしない
素の自分を見せる勇気を持とう
Chapter5
メンバー同士もコミュニケーションを活発に
組織はコミュニケーションによって成り立っている
心理的安全性の肝は聴くこと
質問力をあげよう
Chapter6
リモートワークにおける心理的安全性
オンライン会議とリアル会議の違い
リモートワークでチームを機能させるには?
Chapter7
心理的安全性を構築できたチームのその先
心理的安全性は成功の土台
どうして仕事の意味を伝えなければいけないのか
自分の強みを知ることが意味のある人生につながる
おわりに
内容
「心理的安全性」はチームに健全な衝突を生み出す機能。会議で活発に意見が飛び交う、不正や不祥事を防ぐ、チャレンジが増える、人材の定着率アップ、生産性アップ、個性を活かしイノベーションが生まれる職場になる、など組織力を高める現代ビジネスの必須スキルです。
本書では、組織やチームの力を底上げし、急成長させる方法を実践できるようにイラストでやさしく紹介しています。見える化、パーパスの共有、リーダーシップ、聴くスキル等チームの生産性を上げるために最も大事な「心理的安全性」の築き方が学べます。
〈心に残ったフレーズ〉
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これからの組織運営は、組織としてのパーパスを現場に沁みわたらせていくことが大事です。明確な信念となっていれば、不安感は薄れます。そして、パーパスを具体化し、目標を達成させていく過程ではいくつものやり方があってよいはずです。正しいという信念のもとであれば、「長い時間をかけた議論をここでひっくり返すような発言になっていいのか」などと躊躇しなくてもよく、「以前、ある人に否定された意見だから」と二の足うぃ踏む必要もないのです。さらに心したいのは、仕事上でミスをしたときこそ、リカバリーのチーム体験を生む出すチャンスだということです。
みなさんは新人のとき、どんな職場やチームがいいと思っていましたか?
きっとそれが答えです。