宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。

長尾 彰/学研プラス

こんなリーダーにおすすめ

・リーダーが何をすればよいかわからない。
・チームをまとめる自信がない。
・自分なんかにリーダーは務まらない。

ざっくり目次

はじめに

第1章 どんな人でも必ずリーダーになれる
   牽引型のリーダーはもういらない
   リーダーの責任、フォロワーの責任とは

第2章 愚者風リーダーシップのススメ
   しんどくないリーダーシップ、あります
   ゴールまでのプロセスで、チームの形は変わる

第3章 自分らしいリーダーシップを発揮するコツ
   リーダーシップは、組織の形によって変化する
   「競争」が苦手なリーダーは、「共創」に強い

第4章 チームの成長とリーダーシップ
   どんなチームでも、成長するには法則がある
   混乱しているチームには何が足りない?

第5章 魅力的なリーダーが備えているもの
   失敗しても許される人・許されない人
   リーダーとして生きることは、やっぱりおもしろい

おわりに

内容

チームづくりの専門家でもある著者・長尾彰氏が、TVアニメや実写映画にもなった人気マンガ『宇宙兄弟』に登場する数々のエピソードやセリフを引用し、自分の強みを活かしながらリーダーシップを発揮する方法や、理想のチーム作りを指南。

弟・ヒビトと比べて、一見リーダーのようなタイプに見えない兄・ムッタ。しかし不思議と彼がいるチームはうまくいく。なぜなのか。誰もがリーダーになることができる方法を紹介するリーダーの教科書です。

心に残ったフレーズ

85ページ1行目
 さて、同じ課題を与えられているにもかかわらず、A班とB班ではそのアプローチ方法は大きく違っていました。
 顕著なのは、ケンジや津口は常に「正解」を見つけようとしているのに対し、六太は「回答」を見つけようとしていること。
 
 そもそも「正解」とは、答え合わせをしないとジャッジできません。ケンジはチーム内の険悪な状況をなんとかして打開したいと考えているものの、具体的な解決策が浮かばず、ひたすら自問自答を繰り返しています。
「これが正解だ!」と、自分の中で確信が持てるまでは、アクションに移すことができないのかもしれません。

Follow me!