宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。
長尾 彰/学研プラス
こんなリーダーにおすすめ
・リーダーが何をすればよいかわからない。
・チームをまとめる自信がない。
・自分なんかにリーダーは務まらない。
ざっくり目次
はじめに
第1章 どんな人でも必ずリーダーになれる
牽引型のリーダーはもういらない
リーダーの責任、フォロワーの責任とは
第2章 愚者風リーダーシップのススメ
しんどくないリーダーシップ、あります
ゴールまでのプロセスで、チームの形は変わる
第3章 自分らしいリーダーシップを発揮するコツ
リーダーシップは、組織の形によって変化する
「競争」が苦手なリーダーは、「共創」に強い
第4章 チームの成長とリーダーシップ
どんなチームでも、成長するには法則がある
混乱しているチームには何が足りない?
第5章 魅力的なリーダーが備えているもの
失敗しても許される人・許されない人
リーダーとして生きることは、やっぱりおもしろい
おわりに
内容
チームづくりの専門家でもある著者・長尾彰氏が、TVアニメや実写映画にもなった人気マンガ『宇宙兄弟』に登場する数々のエピソードやセリフを引用し、自分の強みを活かしながらリーダーシップを発揮する方法や、理想のチーム作りを指南。
弟・ヒビトと比べて、一見リーダーのようなタイプに見えない兄・ムッタ。しかし不思議と彼がいるチームはうまくいく。なぜなのか。誰もがリーダーになることができる方法を紹介するリーダーの教科書です。
心に残ったフレーズ
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さて、同じ課題を与えられているにもかかわらず、A班とB班ではそのアプローチ方法は大きく違っていました。
顕著なのは、ケンジや津口は常に「正解」を見つけようとしているのに対し、六太は「回答」を見つけようとしていること。
そもそも「正解」とは、答え合わせをしないとジャッジできません。ケンジはチーム内の険悪な状況をなんとかして打開したいと考えているものの、具体的な解決策が浮かばず、ひたすら自問自答を繰り返しています。
「これが正解だ!」と、自分の中で確信が持てるまでは、アクションに移すことができないのかもしれません。