右脳会議
宇佐美 清(著)/ダイヤモンド社
こんなリーダーにおすすめ
・会議を意味のある時間にしたい
・活発な意見が出る会議にしたい
・会議の生産性を高めたい
ざっくり目次
まえがき
第一章 何が会議をつまらなくしているのか?
1「憂鬱な会議」にはワケがある
2 会議を「殺す」四つの元凶
3 ファシリテーターが会議を生かす
第二章 会議のゴールは「アイデア」である
1 すべての会議は「アイデア創出」を目指している
2 タイプ別・会議のアイデア創出法
3 アイデアを引き出す「有機的な会議」へ
第三章 会議を変えるアイデア発想術
1 ファシリテーターに求められる行動とは
2 会議を活性化させる「仕切りを見せない仕切り」術
3 アイデアが湧き出す会議の進め方
第四章 アイデア脳のつくり方
1 実例集 アイデアは、すぐそこにも転がっている
2 実例集 毎日のトレーニングでアイデア脳に!
あとがき
内容
「会議」がつまらないのは、ゴールが明確でないから。 新規開発の会議だけでなく、「撤退か継続か」選択の会議も、「状況を発表する」報告の会議も、チーム思考によるアイディア発想力で、楽しく、かつ生産性が高められるはず。創造」だけじゃない、「決断」も「選択」もアイデアだ。2009年カンヌ国際広告祭メディア部門グランプリ受賞のアカウントプランナーが伝授する、成果を生むチーム思考の技術。
心に残ったフレーズ
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皆、「アイデア」というものをスゴイものだと思いすぎている。何もないところから何かを生み出すことだと考えている。
しかしそうではない。アイデアとは「創り出す」ものではなく、そこら中に転がっているものだ。アイデアが出てこないのは才能がないからではなくて、転がっていることに気づかないだけなのだ。
アイデアとは無から生み出すものではなく、既存のものを変形・編集・アレンジしたものである。あるものをこれまでと違う角度で見て、編みなおすと新しいものができる。「今までになかったもの」を生み出すのではなく、「今までとは違ったもの」がアイデアなのだ。
円筒形を想像してみてほしい。
真横から見れば、長方形に見えるだろう。上から見ると円形に見える。ななめから見ると、先端の丸い長方形となる。このように視点を変えるたび、アイデアが見えてくる。
視点の変え方、ずらし方がわかれば誰でもアイデアを出せる。トレーニングすれば、どんな人でもクリエイティブになれる。