なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く? 限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得
有山 徹/アスコム

こんなリーダーにおすすめ
・仕事へのモチベーションが上がらない
・自分の強みがわからない
・新しい仕事に挑戦するのが怖い
ざっくり目次
はじめに
第1章 なぜ「やりたいこと」に悩むのか
不満はないけど満足してない
「やりたいこと探し」に焦らなくてもいい
第2章 言語化 〜自分のストーリーを語る〜
「解放の窓」を開けるとあなたの知らない自分が見つかる
「自分定年」を自分で決める
第3章 価値化 〜自分の武器を見つける〜
自分の能力や実績よりも価値を信じてみる
他人と比べるのではなく並べてみると価値が見える
第4章 行動 〜自分の可能性を広げる〜
合理的に進めないほうがいいこともある
失敗を恐れて何もしないことも、失敗の一つ
第5章 問い続けることで変化に適応する
AIに仕事を奪われる人と、AIで仕事を創る人
社会の大きな流れにアダプトしていく
おわりに
内容
本書は、「不満はないけど満足していない」働き方に悩む人に向け、自分だけの“やる気の源”を見つけるヒントを与えてくれる1冊です。
「何をするか」よりも「なぜ・誰と・いつまで」働くのかを問い直し、心理的な充足感=“心理的成功”を得るためのキャリアの考え方を、会社任せではなく“自分の軸”で働き方を考えることが重要だとするプロティアン・キャリア理論を軸に展開します。
自分にとって納得できる働き方を見つけたい人におすすめです。
心に残ったフレーズ
56ページ8行目
「言語化」とは、あなたの価値観や考え方をはっきりさせることです。自分のことは、実は自分が一番わかっていなかったりするものです。なんとなく頭の中で思っていたことを言葉にすると、ワクワクする気づきがたくさんあります。
「価値化」とは、あなたの過去の経験や知識に価値を見出すことです。自分には何の強みもない、自信もないと悩む人は少なくありません。でも、実は視点の当て方次第であなたの価値は浮かび上がってくるものなのです。
「行動」とは、なかなか行動できない人のための、一歩を踏み出すヒントです。つい行動を躊躇してしまう人の心理的なバリヤーを、少しずつ取り払っていきます。行動は、人とのつながりを増やしていきます。多くのつながりの中に、「この人と仕事がしたい」と思える出会いが潜んでいます。誰と働くかは、実は心理的成功へ近づく大きなきっかけとなります。