俯瞰力 5つの思考法
東秀樹 (著)/ 新星出版社

こんなリーダーにおすすめ
・頑張っているのに成果につながらない
・忙しいのに前進感がない
・部分最適に追われていると感じている
ざっくり目次
はじめに
第1章 なぜ私たちは“全体”を見失うのか?
なぜ個人も組織も全体を見失うのか?
認知バイアスが全体を見失わせる
第2章 鳥の目 ─ 高所から全体を捉える力
鳥の目とは?
鳥の目で情報を整理・図式化する力
第3章 虫の目 ─ 細部を丁寧に観察する力
虫の目とは?
顧客や利用者の行動を観察する
第4章 魚の目 ─ 流れを読む力
魚の眼とは?
第5章 システム思考 ─ 構造を見抜く力
システム思考とは?
第6章 メタ認知 ─ 自分を俯瞰する目
メタ認知とは?
第7章 俯瞰力で磨く 伝わる話し方
おわりに
内容
多くの人は、日々のタスクや膨大な情報、組織間の調整に追われながら仕事をしています。しかし、懸命に努力しているにもかかわらず、成果につながらないと感じることがあります。その原因の一つが、「俯瞰力」の不足です。全体を見渡せず部分最適に陥ったり、逆に現場の細かな問題を見落としてしまったりすることで、本質的な課題が見えなくなってしまうのです。
本書では、この状況を打破する鍵として「俯瞰力」を取り上げ、それを鍛えるための「5つの思考法」を紹介しています。具体的には、高い視点から全体像を捉える「鳥の目」、細部を観察する「虫の目」、変化の流れを読む「魚の目」、複雑な構造を整理する「システム思考」、そして自分自身を客観視する「メタ認知」です。
著者は長年コンサルタントとして培ってきた知見をもとに、具体的な会話例や実践例を豊富に交えながら解説しています。そのため、考え方を理解するだけでなく、現場で使える実践力まで身につけることができます。変化の激しい時代に、成果を出し続けるための“一生役立つ思考法”を学べる一冊です。
心に残ったフレーズ
135ページ 1行目
虫の目を鍛えるうえで大切なのは、「見慣れた光景の中にある小さな違和感」に知つくことです。数字や言葉の表面だけを見てしまうと、課題は見えません。しかし、少し立ち止まり「これは本当に大丈夫か?」と疑ってみると、隠れていた問題が浮かび上がります。
違和感に気づける人は、周囲から「細かいところまで見ている」と倍頼されやすくなります。さらに、早い段階で課題を見抜けるため、手戻りや大きな損失を防ぎ、プロジェクト全体の質とスピードを高めることができます。
つまり、成果を左右するのは特別な知識よりも、日常の小さな観察眼なのです。
