君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え

松山 淳(著) 諸冨 祥彦/(解説)ダイヤモンド社

こんな悩みを持つリーダーにおすすめ

最近、うまくいってないと感じている
将来が不安
自分に自信がない

ざっくり目次

はじめに

1日目 
こんな人生に意味はあるのか?
 店長失格
 キャリアの語源

2日目 
これってブラック企業ですよね?

 スーパーバイザー
 運命は変えられる

3日目 
自分を超えるって何ですか?

 無我夢中
 人は誰かを幸せにするために働く

4日目 
ボクのどこが自己チューなんですか?

 体験価値
 誰かの創造価値が誰かの体験価値になる

5日目 
「生きる意味」はどこに?

 態度価値
 人生から何を期待されているか

6日目 
どんな時でも人生にイエスと言える?

 小さな変化
 仕事の意味

7日目 
苦悩する人は、選ばれた人

 人生を生き抜く責任
 人生のミッション

エピローグ
三年後

 朝の呪文

内容

ナチスの強制収容所体験記録である世界的ベストセラー『夜と霧』の著者にして、アドラーと並ぶ心理学の巨人ヴィクトール・フランクルのフランクル心理学にふれることができるのが本書。

人生のどん底に落ちた主人公の青年の前に、ある日、小さい変なおじさんが現れ、7日間で苦悩から救い出すと約束する。

7日間の二人の対話を通じて、フランクル心理学を学びながら主人公の青年が自分の可能性を見い出していく。

Good Point

アドラーは『嫌われる勇気』の大ヒットで名前を知り、その他の著書も興味を持って読みました。

本書の内容はフランクル心理学がベースです。

正直、フランクル心理学はまったく知りませんでいた。たまたま手にした本書ですが、難解になりがちな心理学をユーモアのあるストーリー仕立てにしてあり、楽しくワクワクしながら読むことができました。

主人公はいまどきどこにでもいる自己中心的な青年。そんな人との人間関係に悩む人にも参考になります。

心に残ったフレーズ

104ページ9行目
「成功者と言われる人から学ぶべき本質的なことは、成功を続けたことでなくて、失敗に意味を見出し逆境に負けなかった事実だべ。試行錯誤の回数が誰よりも多く、それ故、失敗も挫折も多い。だども、その失敗や挫折に意味があると信じて行動することをやめなかった。だから成功者と言われるようになったんだべ」

105ページ7行目
「働く時には二つのモチベーション・スイッチがある。1つは達成感。もうひとつは意味感。意味感は、成功したらもちろんだども、失敗しても感じられるっちゃ。失敗しても意味がある。そう思えれば、心を折らすことなく働ける。逆境にも強くなれるべ。この意味を求める心の動きを”意味への意志"という。昨日言ったべさ。思い出してけろ。”意味への意志"は働く時だけでなく、人生全般に言えることだっちゃ」

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