大人の「非認知能力」を鍛える25の質問

ボーク重子/ディスカバー・トゥエンティワン

大人の「非認知能力」を鍛える25の質問の表紙

こんなリーダーにおすすめ

・何のために働いているのかわからなくなった。
・自分はほんとうにこの仕事をしたいのだろうか。
・社会とのつながりが感じられない。

ざっくり目次

はじめに:激変の時代のキャリア構築に必要な武器とは
 人生の幸せの保証はなくなり、5年後さえも不透明な時代
 新しい時代、自分のキャリアを生きるために必要なのは新しい武器

序章 
「7つの武器」を手に入れて、どんなキャリアも切り拓ける自分をつくろう

  絶対に失敗しないとしたら何をしたい?」
  新しい武器は「非認知能力」からなる
  視点をふやす

  

第1の武器「自己肯定感」
ポジティブ思考を身につけ、ありのままの自分を受け入れる
  すべては自己を肯定することからはじまる
  「第1の武器」の習得法
コーチング開始
  質問:誰かと自分を比べて落ち込むことはありませんか?

第2の武器「自分軸
「他人軸の自分」から卒業して、人生の主導権を握る
  「みんなと同じ」という呪縛
  自己主張度・自己決定度をチェックしてみよう
コーチング開始
  質問:「間違う」ことは怖いですか?

  

第3の武器「成功体質」
完璧主義と学習無力感に別れを告げて、「できる自分」をつくる
  「失敗体質」とは
  成功体質のつくり方
コーチング開始
  質問:「私には無理」「どうせまた失敗する」と思うことはありますか?

第4の武器「主体性」
「やりたい」を見つけて、好奇心を育む
  「指示待ち体質」からの脱却
  「主体性」がやり抜く力を支える
コーチング開始
  質問:三日坊主って悪いことですか?

  

第5の武器「オープンマインド」
柔軟性を手に入れて、新しいやり方に目を向ける
  「オープンマインド」とは
  思考の柔軟性が難しい理由
コーチング開始
  質問:「知らないこと」は恥ずかしいことですか?

第6の武器「共感力」
巻き込む力を育み、「応援される自分」をつくる

  人生100年時代は、「利己+利他」でキャリア構築を考える
  共感力のある人、ない人の特徴
コーチング開始
  質問:あなたは承認欲求が強い方だと思いますか?

  

第7の武器「プランド・ハップンスタンス」
「何となく+短期の人生設計」で、最高に自分らしいキャリアをつくる

  なぜキャリア構築本でうまくいかないのか?
  「第7の武器」の習得法
コーチング開始
  質問:あなたは、行動したくなってきましたか?

おわりに:あなたの後に続く誰かのために

質問:what's you passions?

内容

非認知能力は、認知能力(知識やスキル)とは異なり、人々が成功や幸福を追求する上で重要な役割を果たします。

変化の激しい先行き不透明な時代、前例もロールモデルも不在、これまでのキャリア構築法も通用しなくなりつつある今、私たちが自分らしいキャリアをつくるための「新しい武器」が必要になってきています。

それが本書で提唱する新しい武器が「非認知能力」です。

非認知能力は、自己肯定感、自分軸、成功体質、主体性、オープンマインド、共感力などからなる、目には見えない「生きる力」「人間力」とも呼べるものです。

これらの武器を身につけてブレない自分をつくることができれば、この先のキャリアで何が起こっても、どんな道を進んでもうまくいく、そんな自身の非認知能力を向上させる手助けをすることを目的としています。

心に残ったフレーズ

92ページ1行目
「出る杭は打たれる」って、強烈に私たちを縛る言葉だと思っています。同じであることが素晴らしく、目立つことは悪目立ちはもちろん、秀でているのも良くない。
 「空気を読む」って時に大切なこともあるでしょうが、結局は自分の気持ちには関係なく大多数に右ならえをすることです。

 そこでは、自分の意見や自分の決定よりも、「みんな」の意見や決定が優先されます。でも、「みんな」っていったい誰なのでしょうか? 世間? 周りの人?
 そうやって私たちは「違わないように」するために、周りの人の目や意見を気にして生きるようになっていく。それが「他人軸」の人生です。

 自分の意見のかわりに誰かの正解に従い、自分で決めるかわりに誰かの指示に従う。
 他人軸の人生は指示待ちの人生。そこに幸せはあるのでしょうか? 自分という存在はいるのでしょうか?
 1本だと思っていた道が突然5本に枝分かれしたとき、他人軸の人は立ち往生します。指示を出してくれる人が来るまで、ただじっと、ぼーっと待つことになります。
 こんな混沌とした時代に指示を出してくれる人など、もういないのに・・・。

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