世界一やさしい問題解決の授業
渡辺 健介(著)/ダイヤモンド社
こんなリーダーにおすすめ
- 問題解決のヒントを得たい
- 苦手を克服したい
- 未来を切り拓きたい
ざっくり目次
まえがき
1限目
問題解決能力を身につけよう
自分で考え行動する
そもそも問題解決って?
tool 分解の木
2限目
問題の原因を見極め、打ち手を考える
お医者さんのように診断し、治し方を考える
1A 原因としてありえるものを洗い出す
1C どんな分析をするかを考え、情報を集める
2B 最適な打ち手を選択する
2C 実行プランを作成する
tool はい、いいえの木
tool 課題分析シート
3限目
目標を設定し、選択する方法を決める
ひとつの大きな夢を、いくつかの小さな目標に置き換える
1 目標を設定する
2 目標と現状のギャップを明確にする
4A 仮説に沿って情報を集める
あとは実行するだけ! でもそれが大事
tool 仮説の木n tool 意思決定ツール
あとがき
内容
「何が言いたいかわからないと言われたことがある」
「筋道を立てて結論を導き出すのが苦手」
そんな方が本書を読めば、ロジカルな思考法と問題解決スキルを身に着けることができます。自分で考え行動できるようになるので、業務や部下育成にも役立ちます。
本書では、ロジカルシンキングという物事を体系的に整え、筋道をたてて矛盾がないように結論を導き出す思考方法が学べます。さらに、問題を解決する考え方だけではなく、問題を解決することでどう生きていくのかという点にも触れられています。
また、アイデアを洗い出したい時、問題に対してどんな原因があるのか考えたい時に使えるツールも紹介されています。このツールを使えば、問題の原因やアイデアを整理することができ、問題を解決する手がかりを得られます。
心に残ったフレーズ
10ページ1行目
問題解決能力があれば、自分で主体的に考え、決断し、行動することができます。壁に直面してもすぐにあきらめず、自分の力で乗り越える。夢や目標を見つけたら、才能と情熱が許す限り、実現する可能性を高めていく。そんな人たちを本書では「問題解決キッズ」と呼びます。
これは持って生まれた才能ではなく、「癖」なのです。自分の力で考え、行動するという経験を積み上げていくと、「考え抜く癖」「前向きな姿勢の癖」がついてきます。
こうした癖が身につけば、目標をみつけたときに実現できる可能性がグンと高まります。勉強や進路の悩みを解決するとか、将来の夢をかなえるのに役に立ちます。そのうちに自分の問題だけでなく、環境問題など、大きな社会の問題も解けるようになるでしょう。
だから、身につけるなら早いほうがいい、というわけです。
〈リンク〉
経済産業省 創造性人材の育成支援
Good Team Relationsのリーダーシップ開発