ダイアローグ
価値を生み出す組織に変わる対話の技術
熊平 美香/ディスカバー・トゥエンティワン
こんなリーダーにおすすめ
- 話し方と聴き方をブラッシュアップしたい
- 良好な人間関係を築きたい
- 強いチームをつくりたい
ざっくり目次
はじめに
第1章 対話のスキル
対話こそが卓越した成果を生む
対話の5つの基礎力
対話の破壊者にならないために
第2章 共創するチームの対話
対話によってチームで学び。価値を生み出す
チーム一丸となるための対話
チーム学習のための対話
心理的安全性と信頼関係のための対話
第3章 多様性を価値に変える対話
多様性の価値
多様性の壁を乗り越える対話
多様なレンズで問題を捉える対話
集合知を生成する対話のファシリテーション
第4章 創造性を高める対話
対話の力で新しいものを生み出すーデザイン思考
顧客=真のエキスパートに学ぶ
アイディアを創出する
第5章 厄介な問題解決のための対話
厄介な問題解決のための対話力
問題の全容を捉えるための対話ー氷山モデル
システムに働きかける
変容のスキルを磨く
おわりに
参考文献・WEBサイト
内容
「心理的安全性」が組織論、チームビルディングにおいてトレンドとなっています。それに付随して注目されているのが「対話」の重要性です。
本書では、対話の5つの基礎力として、「メタ認知」「評価判断の保留」「傾聴」「学習と変容」「リアルタイム・リフレクション」を挙げ、オリジナルのフレームワークとともに実践的に紹介します。
これら5つの基礎力を紹介したあと、チームにおける対話の活用や、問題解決、多様性など、対話の実践的な内容について紹介していきます。この5つの基礎力を身につけることで、成果を生み出すための対話を効果的に実践できるようになります。
心に残ったフレーズ
26ページ7行目
また、ディベートを対話では、驚きや違和感といった感情に対する反応にも、大きな違いがあります。
自分の主張を通すことに主眼を置くディベートでは、驚きや違和感を覚える意見は、潰すべきもの、否定すべきものです。
一方、相互学習を目的とする対話では、驚きや違和感を自らの境界線を超えるチャンスと捉えます。
驚きや違和感は、自分が経験したことのない「何か」、あるいは自分の常識の枠の外にある「何か」と遭遇したときに起きる、感情の反応です。
このため対話では、驚きや違和感との出会いを、自分の知らない何かを発見する機会であると捉えます。
〈リンク〉
Good Team Relationsのチームビルディング