コミュニケーションのコンテントとプロセス

チームづくりにおけるコミュニケーションを考える際、コンテントとプロセスという2つの領域を考慮する必要があります。
コンテントは、話されている内容や取り組んでいる事柄を指します。
プロセスは、どのような気持ちが絡み、どのような影響があるかに関連します。
たとえば、営業会議での(やや極端な)例を挙げてみましょう。
「来年の目標は今年の10%アップにしたい」
「はい、がんばります」
この対話は、表面に現れている内容、つまりコンテントです。
しかし、こうしたコンテントの裏にはプロセスが存在します。
『また営業会議だよ』
『どうせ、また目標を一方的に押しつけてくるんだろ』
『少しもこちらの話を聞いてくれないからな』
プロセスを見ると、参加意欲もなく、目標に納得感もないことが分かります。当然、目標達成へのモチベーションは低くなります。
会議で目標を上げることができても、このようなプロセスでは目標達成は困難です。
プロセスは実行力に影響し、結果に大きな影響を与えます。
チームづくりは、まさにこのプロセスに注意を払うことから始まります。