たたき台のキホン
田中 志/アルク
こんなリーダーにおすすめ
- プロジェクトや委員会活動を活性化したい
- メンバーからアイデアを集めたい
- メンバーのモチベーションを高めたい
ざっくり目次
はじめに
第1章
仕事をラクにする
「とりあえずのたたき台」
「一見」筋の通ったアイデアが陥るワナ
ノーアイデアでもアイデアが集まりやすい「たたき台」
たたき台でコミュニケーションを活発にする
世のなかは「たたき台」でできている
第2章
たたき台を作るための
5つのS
第1のS「スピード」まずは手を動かす!
第2のS「シンプル」とにかくわかりやすく!
第3のS「刺激」みんなから反応を引き出す
第4のS「質問力」的確に問いかける
第5のS「隙をつくる」固めすぎず突っ込ませる
第3章
アイデアをどんどん集める
たたき台の作り方
「人のアタマ」を借りる道具、それがたたき台
たたき台を作るのは「若手の仕事」ではない
アイデアを集めやすくなる3つのポイント
「自チーム分のアタマ」を整理する4ステップ
アイデアをもらうためのチェックポイント
第4章
たたき台で最強チームをつくる
仲良しチームでなくても議論ができれば最強
たたき台で議論が広がらない原因
たたき台を生かすファシリテートの技法
たたき台で議論を起こす仕掛け
第5章
たたき台は世界を変える、
仕事を変える
「走りながら考える」が世界の標準になっていく
AIに「真のたたき台」は作れない
「明日の自分」へのたたき台を用意する
おわりに
内容
「たたき台」は周囲を巻き込み、活発な議論を生み出すことにこそ価値があります。
みんなでとことん議論ができる最強チームは、「たたき台」にヒミツがあるのです。
本書では「5つのS」をヒントに、誰もができる「たたき台」の作り方と使い方を紹介します。
心に残ったフレーズ
50ページ6行目
誰でも「叩かれる」のはイヤなものです。性格や振る舞いについてあれこれ言われるのはもちろん、自分がやった仕事や作った資料について、やいのやいのコメントされるのは、気持ちのいい体験とは言いがたいでしょう。
けれでも、叩かれているのはたた台であって、自分自身ではありません。そこを混同しないのが傷つかないコツだと思います。
・
・中略
・
たたき台を出す人は、何もないゼロのところに議論を生み出す「ゼロイチの人」です。その1が話し合いを重ねるうちに10にも100にもなっていきます。その最初のきっかけをつくった人とは、一番尊いものです。